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元SEがポケモンGO運営に思うこと

あなたのポケストップ申請、土地の所有者の許可無いならナイアンと同罪じゃない?【ポケモンGO:Niantic wayfarer】

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こんにちはりくです。

今日はパンドラの箱というか、ポケモンGOのファンとして書いてはいけないことを書こうと思います。

それはタイトルどおり、

「あなたのポケストップ申請、土地の所有者に許可もらってないならナイアンティックと同罪じゃないの?」

ということ。

ポケモンGOへのクレームの大半は人が密集することへの迷惑です。

そして密集する場所はジムであり、そこでジムバトルやレイドバトルが行われます。

プレイヤーが集まることを忌み嫌う人たちが主張するのは「土地の所有者に許可なくジムを作っている」ということ。

これ、正論ではないでしょうか?私もファンとしていつも辛い思いをしています。

 

「ナイアンティックが無断で人の土地に人間を集めるサービスを行って利益を得ている」という論法は反論が難しいところです。

でもそれはそれとして、実はその場所を作っているのは私たちプレイヤーです。

ポータルがポケストップになり、そしてジムに昇格し、人が集まることになる。

それをわかっていながらも、その土地の所有者に声掛けしているかというとしませんよね?

「ここに人だかりができたり、夜中にスマホを叩き続ける人が来ますけどいいですか?」なんて言うはずもなく。

この、ポケモンGOをしていない人からすると「迷惑行為の助長=ポケストップ申請」。

なんかポケストップを作ることに躊躇(ちゅうちょ)してしまいませんか?

ポケストップが出来ることによる、地域住民への影響ってどうやってもわからないじゃないですか。

そのポケストップ、作っても本当に大丈夫なの?誰にも迷惑かからないの?

この私のモヤモヤを解決してくれる回答はあるのでしょうか。

今日はそんな話です。

Ingress勢にとってはいいとばっちりかもしれませんね。

 

ちなみに以下の考え方を大前提としています。

  • 私はナイアンティックとそのゲームを応援している
  • ポータルやポケストップの存在や仕組み自体は大賛成
  • 申請と承認はユーザーだが、責任はすべて運営会社が持つべき

また、執筆時点で私にはポータル申請の経験、権限はありません。

申請については素人の意見であることをご容赦ください。

*追記:解禁されたので頑張って審査しています(本件のモヤモヤはさておき)

pokego-request.hatenablog.com

 

それではどうぞ。

Niantic wayfarerがリリース=ポケストップ増加=ジム増加

先日Niantic wayfarer(ナイアンティック ウェイファーラー)がリリースされ、日本でもいよいよポケモンGOトレーナーがポケストップ申請や審査に関われるようになるという嬉しいニュースがありました。

「Niantic Wayfarer」のベータ版が間もなく登場! - Pokémon GO

 

たくさんの申請をみんなで審査していけば、Ingressにポータルが作られ、結果的にポケストップが作られます。

そして一定条件のもと、ポケストップはジムに昇格するでしょう。

 

それで今回のお話。 

Niantic wayfarerとポケモントレーナーのポケストップ申請・審査のリリースに水を差すようで悪いですが、今後の流れとしてこういう懸念はないでしょうか?

  1. ポケモントレーナーに審査権が開放
  2. 古くから溜まっているポータル申請が承認
  3. ポータル=ポケストップが増加
  4. ポケストップがジムに昇格=ジムが増加
  5. 人だかりが増加(レイド・ジムバトル問題)

・・いかがですか?

ナイアンティックウェイファーラー、迷惑問題を増やしませんか?

これからのポータル申請はポケモンGOのジムを増やす行為

イングレスのポータルが増えても問題はないと考えています。

実際にこれだけ存在するポータルに対して、ほとんどの一般人が文句を言いません。

イングレスを知らない人の方が多いぐらいです。

さらにイングレスは人を歩かせるゲーム。ポータル(ポケストップ)がいくら作られようが、そのポータル間を歩くだけです。とどまるポイントが増えるわけではありません。

 

ただ、これからはポータルを申請しようが、ポケストップを申請しようが、結果的にはポケモンGOのジムを作る行為に繋がります。

 

ポケモンGOのジムを作るということは、レイドで人だかりを作ることになり、ジムバトルでスマホを叩く人が寄ってくるということです。

 

それを承知で申請、承認をしていいのか?と思うのです。

*追記:ポータル申請とポケストップ申請はどちらもWayspot申請と呼ぶことになりました。申請はそれぞれのアプリから、審査はどちらもNaiantic Wayfarerで行います。

マップ作りでシステムとマナー問題を心配するべきか

逆に、ポータル申請と近隣への迷惑問題をごっちゃにするのはどうかとも思います。

ジムが新しく出来たら、プレイヤーにとっては楽しいことが増えます。

そして近隣に迷惑が掛からなければ何も問題はありません。

問題が起るのかどうか、それはマップを作る側の人たちが考える必要はないのかもしれません。

レイドシステム、ジムバトルシステムが修正されれば問題がなくなるでしょう。

 

ただ現状として、自分が承認したためにポケストップが追加され、それによって別のポケストップがジムになる。そしてそこで様々な問題が発生する可能性があるということは十分にありえます。

レイドシステム、ジムバトルシステムが修正されてもいないのに、ポケストップの追加だけを進めてもよいのでしょうか?

土地の所有者の許可は必要ないの?

レイドでの密集問題。近隣住民やそこへ訪れるポケモンGOをやらない一般人からのクレーム。

ときには警察沙汰になり、つまりは税金が投入されることになります。

結果としてポケモンGOのイメージダウン。

すべては運営方法が悪いからで、ナイアンティックの責任です。

ただ、この迷惑問題はあなたが申請したポケストップから始まっているとも言えます。

 

これはポケモンGOを始めとする位置情報ゲームを全否定する話になりかねないのですが、私は土地の所有者の許可を得た場所であればOKですし、地方自治体が主催しているイベントなのであれば問題は全く無いと思うのです。

 

勝手に作るイベント会場。

それはひとつのポータル申請から始まりますが、土地の所有者に許可なんて得てませんよね?

それでいいのでしょうか。

 

私は今年10月の台湾イベントに参加させていただきましたが、新北市がイベント全体を管理し、「ここで精一杯ポケモンGOを楽しんでください」という空間でプレイ出来たことはとても貴重な体験になりました。

誰にも迷惑をかけない、公認のポケモンGOイベント。

このゲームの素晴らしさを改めて実感しましたが、それだけに日本に帰って来てから普段のプレイに疑問を感じるようにもなってしまったわけです。

ジムへの昇格と削除はシステム変更の必要あり

申請の罪を議論するより、ジムやレイドのシステムを早急に変えるべきだと考えます。

今のところ、ポータルが増えて問題になるのはポケモンGOのレイドとジムバトルぐらいではないでしょうか。

イングレスや魔法同盟にもあるのでしょうが、ポケモンGOほど聞こえてきません。

ドラゴンクエストウォークのほうが聞きますね。あれもイベントポイントが土地の所有者の許可を取っていませんから、女性の一人暮らしで帰宅するときに人だかりで怖くて入れない、なんて健康被害のツイートが流れてました(結果スクエニが移動させました)

どこにジムを置こうが、何かしら問題は出るのかもしれません。

そして問題がないかもしれません。

これって作る前からわかるものではないとも思います。

それならば、作ってみて近隣に迷惑が掛かりそうならすぐにポケストップに降格させる仕組みにすればいいのではないでしょうか?

ジムの削除申請は土地の所有者が依頼しなければならないという意味不明のルールがありますがこんなのすぐに撤廃して欲しいものです。

レベルの高いイングレスプレイヤーに任せればいいじゃないですか。作ったときと同じように。

関連記事:

ポケモンGOの路駐問題。運営もやれる範囲で対応すべきでは? - 要望GO

 

だれか私を論破してください

というわけで。

Niantic wayfarerで盛り上がっているところ本当に申し訳ないのですが、このモヤモヤ、みなさんはどのようにその気持ちを処理していらっしゃるのでしょうか?

ポケモンGOは問題の多いゲームですが、台湾イベントのように土地の所有者が許可していれば何も問題はない素晴らしいゲームです。

勝手にイベントポイントを作り、そこに人を集めてしまっていることが批判されているだけです。

そしてその共犯者は私たち。

土地の所有者の許可を得ず、イベント会場の元となるポータル申請(=ポケストップ申請・WaySpot申請)をしているのはイングレスエージェントやポケモンGOトレーナーです。

申請時にまず土地の所有者から許可を得るべきではないでしょうか?

こんなことを言うと、

  • じゃあお前はやるなよ
  • そんなこと言ってたらマップ作れないよ
  • システムとマナーの問題だろ
  • 逆に人が分散するさ
  • 法律違反してないだろ

そんな答えも返ってきそうです。

 

でも私の想像もつかない、もっと深い考え方もありそうな気がしています。

イングレスの高レベルエージェントさん、特にポータル申請勢って市役所にまで足を運んでポータル候補の情報を調べてたりするんですよね。

申請時も迷惑駐車の可能性を考慮されている方もいらっしゃいます。

Ingressはゲーム内チャット(COM)でやり取りし、近隣の迷惑になる特定のスポットへは近づかないという紳士協定もあったとか。

 

そんな方たちはどんな考え方で取り組んでいらっしゃるのでしょうか。

すっきりする答えはあるのでしょうか。

 

位置情報ゲームを作り、運営することはシステム的な難しさもありますが、それ以上にリアルな社会との折り合いをどうするかがもっと難しいのだと感じます。

 

このままナイアンティックも我々も、土地の所有者の許可なくポケストップやジムを作り続けて良いのでしょうか?

 

それでは。

 

関連記事:魔法同盟は上手く対応してますよね

レイドシステムの問題点はハリポタGOですべて解決している【ポケモンGO】 - 要望GO

 

追記:ドラクエウォークがサーチ範囲拡大に対応

ドラクエウォークがアプデでサーチ範囲の拡大をするようです。(イベントスポットである「扉」のみ)

これはありかもしれませんね。

スポットの中心部は土地の所有者の座標ですが、プレイ出来る範囲が広ければ結果的に中心部へは行きませんから。

(ただまあ、そこも誰かの土地ですけどねw)

追記:ドラクエがレイド可能距離を拡大

ドラクエがさらにレイド中の距離を拡大してきました。体感で1km以上、2km以下程度。

レイド突入にはジムに近づく必要があります。

戦闘が始まればかなりの距離まで離れることが可能になっています。

 

関連記事:

pokego-request.hatenablog.com