ポケストップ申請に関するビッグニュースが来ました。
発表そのままの表現を使うと
「Nianticのゲームの裏側を支えているPOI用のツールが新しく「Niantic Wayfarer」に替わります」
です。なんのことやらさっぱりでしょうがポケモンGOトレーナー向けに翻訳すると
「自分でポケストップが作れるようになるぜ!」
です。ほんと超訳ですけど。
最近ではトレーナーのみなさんがポケストップがどうやって出来るのか、理解されている方が増えてきました。
- Ingress(イングレス)というゲーム内でプレイヤーたちによって作られる
- イングレスで作られたポータルがポケモンGOのポケストップになる
- 申請にはイングレスでレベル10になることが必要
- 審査員になるにはレベル12でかつ試験に合格することが必要
なので、
「自宅にポケストップを設置したいからIngressを始めました」
そんな方も多いです。
でも現実はなかなかハードルの高い話です。Ingressでの活動をかなり頑張る必要があるからです。(ポケモンGOをやっている場合ではございません。)
それが今回の発表で、「ポケストップを作る仕組みをイングレスから独立させ、さらに申請や審査をイングレスのユーザー(エージェント)だけでなく、ポケモンGOのユーザー(トレーナー)にも広げていく」という内容が正式にアナウンスされました。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
わたしたちポケモンGOトレーナーにとってはいい話なのでしょうか?
- Niantic Wayfarerとは?何が変わったのか
- ポケモンGOだけをやっていれば自宅にポケストップを作れるのか
- 今から何しておけばいいの?
そんなことをまとめてみたいと思います。
- Niantic Wayfarerとは?
- ポケモンGOだけをやっていれば自宅にポケストップを作れるのか
- ポケストップ候補の申請方法と基準
- ポケストップ申請の流れ
- ポケストップ申請の勉強におすすめの動画「実家アカデミー」
Niantic Wayfarerとは?
Niantic Wayfarer(ナイアンティック ウェイフェアーラー)を簡単に表現すると、新しく生まれ変わったポータルの申請・審査システムのことです。
wayfarer:旅する人、(特に徒歩の)旅行者
【Niantic Wayfarer(公式ページより)】
新しく「Niantic Wayfarer 」が始まります。これはNianticのゲームをプレイする世界中のさまざまな場所のレビューを行うためのツールで、ゲームプレイヤーの皆さんの未来の冒険を形作るものです。
Niantic Wayfarerは、ゲーム体験を豊かにすることを目的に、Ingressのエージェントの方々がポータルをノミネート、レビューをしてくださることに利用されている「ポータルリコン」をもとに作られています。
「ポータルリコン」同様、「Niantic Wayfarer」は美術館、アート作品、歴史的建造物などのPOI(Point of Interest)を確認、編集し、ポータルやポケストップ、ジムなどとしてNianticのゲームに追加いただけます。これには、皆さんのゲーム体験をより有意義なものにするために、皆さんご自身の視点も大切にしたいという思いも込められています。
Niantic Wayfarerは、対象となる『Pokémon GO』のトレーナーの皆さんに向け、今年中に展開予定です。もう少々お待ちください。
Niantic Wayfarerの詳細については、wayfarer.nianticlabs.comをご覧ください。
イングレス内での告知はこちらのページです。
従来のポータル申請、審査システムはOperation Portal Recon(オペレーションポータルリコン)と言います。
こんな画像みたことありませんか?
それが、こんなシステムに変わるということ。
パソコンからも、スマホからも操作可能なようですね。
使い勝手については上々のようです。
追加された機能もいくつかありますが、ポケモンGOトレーナーには関係ないので省略します。
またこれまではポータル申請しか方法がありませんでしたが、これからはポケモンGOでも利用するため、ポータルでもポケストップでもなく「Wayspot(ウェイスポット)」という用語で呼ばれることになります。
まとめますとNiantic Wayfarerとは
- 新しいポータル申請・審査システムのこと
- イングレスだけでなく、ポケモンGOでも利用する
- ポータル申請は今後Wayspot申請と呼ぶことになる
このようになります。
ひょっとするとハリーポッター魔法同盟にも権限が与えられるようになるかもしれませんね。
では次に、今回のNiantic Wayfarerによって夢の自宅ポケストップ、自宅ジムが作れるのかを考えてみましょう。
ポケモンGOだけをやっていれば自宅にポケストップを作れるのか
夢の自宅ポケストップ、自宅ジム。
この夢を叶える条件は、これまでは以下の手順が必要でした
- 審査員に承認されるようなポータル候補を見つける
- イングレスでレベル10以上になり、申請する
- イングレスで審査員に承認される
さらに、申請しても審査に回る順番があったり、S2セルという区画内にいくつも作れないとか、裏で動いている細かい条件もあります。
ですので今回のNiantic Wayfarerが実装されたからといって、イングレスをやらなくても済むようになっただけであり、審査基準は変わりませんしポケストップになる条件や審査順序などはどうなるかわかりません。
つまり
すぐにポケストップを作れるわけではない
という見解が正しいと思っています。
新年からポケストップがわしゃわしゃ生えてくるということはないでしょう。
さらにイングレスでの現状を見ていると、
- 都会の審査は行列ができていてなかなか審査に回らない?
- 地方の審査は早い?
- 申請するものがない?
- そもそも審査員が足りていない?
こんなこともあるようです。
審査出来る人が現時点ではイングレスのレベル12で試験に合格した人だけですから、かなり少ない人数でやってくれています。
ポケモンGOで申請が出来るようになっただけでは承認はさらに遅くなるだけです。
ひょっとしたら申請基準をよく理解していないポケモンGOトレーナーのせいで、審査員の負荷ばかり増えるかもしれませんね。
S2セルの条件も理解しないと、システムルール的にポケストップを作れないのに無駄な申請してしまうことも出てきそうです。
逆にポケモンGOで審査まで出来るようになるのであれば、ポケストップが作られていくスピードは早くなるでしょう。
しかしまずは昔からイングレスで申請されているポータル、そして都会より地方の申請が回ってきそうです。
ポケモンGOでNiantic Wayfarerを使えるようになるのは年内というアナウンスです。
ただこれにはまだ不明確な部分も多く
- 日本での解禁はいつになるのか
- 申請はいつから出来るのか
- 審査はいつから出来るのか
- ポケモンGOトレーナーが審査員になる試験はどんなものなのか
などなど、今後の具体的なアナウンスを待つ必要があるでしょう。
試験はNiantic Wayfarer内でやるでしょうね。
ポケモンGOで利用しているGoogleアカウントかFacebookアカウントでNiantic Wayfarerにログインし、手続きを進めていくことになります。
現在はイングレスで使っているGoogleアカウントかFacebookアカウントだけで利用できます。
というわけで。
簡単には自宅にポケストップを作るわけにはいかなさそうです。
それでも申請・審査基準を知っておくことは大切ですので少しだけご紹介しておきます。
ポケストップ候補の申請方法と基準
実は現在でもポケモンGOでポケストップの申請が可能です。
条件は
- トレーナーレベル40
- ポケストップ申請のβ版がリリースしている国
この2つです。
例えばですが、スマホを日本語で使っていても、韓国へ行けばその画面をアプリ内で見ることが可能です。
このベータテストで実施しているポケモンGOのポケストップ申請が、Niantic Wayfarerが始まることでどうなるのかはわかりません。
ただしポケストップ申請はすでに世界で始まっているわけで、日本人のわたしたちもその準備をしていても遅いはずがありません。
ポケモンGO内で公式にアナウンスされているポケストップ候補の基準は次のとおりです。公式ページ:ポケストップ候補を申請するより抜粋
申請対象となるポケストップ
- 興味深いエピソードがある場所や、歴史的または教育的に価値のある場所
- 興味深い芸術作品や、一風変わったユニークな建築物 (彫像、絵画、モザイク画、ライトアップなど)
- 隠れた名所や地元で人気の場所
- 公園
- 公立図書館
- 一般に開放されている宗教施設
- 主要な駅やターミナル
申請対象とならないポケストップ候補
- 歩いて行くことができない場所。 ポケストップ候補は、歩いて行ける場所にある事が大前提です。安全な歩道が確保されていない場合、たとえそれがポケストップとして価値があると思われるものであっても申請は却下されます。
- 個人の住宅およびその敷地
- 消防署、警察署、病院の業務に支障をきたすおそれがある場所
- 幼稚園や保育園、および、小中高校の敷地内にあるもの
- 景観や山、滝といった自然の風景 (ただし関連する看板、標識などの人工物は申請可能です)
- 1 年のうち特定の期間に設置されているもの (季節的な展示など)
- 成人向けの店舗やサービス (酒屋、成人向けエンターテイメント、射撃場、銃器店など)
これらをしっかり理解しておかないと、審査員にバッサリ切られます。
イングレスのエージェントは私利私欲のポケストップ申請、嘘の申請はしっかり見抜きます。嘘の建造物や嘘の位置情報などですね。
もちろん自宅の前に、本当に申請対象があれば問題ありません。
というか、そういうものだけを申請してくださいねw
ポケストップ申請の流れ
ポケストップ申請β版のページに申請方法がわかりやすく解説されています。
Niantic Wayfarerでもその流れは変わりませんのでご紹介しておきましょう。
1:申請を始める
まずはスマホを持って、申請したい対象物のある場所へ行き、手続きを開始します。
2:マップ上で場所を指定する
次に、マップ上でオレンジ色のポケストップのピンをドラッグし、正確な位置を確定させます。
3:ポケストップ候補の写真を撮る
次に、ポケストップ候補の写真を撮ります。
対象物がはっきり写っているか、画像の質が良いか、人が写り込んでいないかなどに注意します。
4:周辺の写真を撮る
次にポケストップ候補の周囲の写真を撮影します。
この写真は、審査の際にポケストップの場所が安全でアクセス可能かを判断するのに役立ちます。
5:タイトルと説明を追加する
次にタイトルと説明を追加します
タイトル:できるかぎり、対象物 / 場所の正式名称を使用
説明:他のプレイヤーがこの場所を訪れた際に、興味を持ってくれるような情報
6:申請を送信する
プレビュー画面で入力内容を確認し、送信します。
7:申請する候補が重要なものであることを説明する
最後のステップでは、申請する候補がポケストップとしていかにふさわしいものであるかを審査員へアピールをすることができます。
8:コミュニティによる審査
最後に、複数の審査員たちに審査され、合否が決定されます。
数週間から数ヶ月、場合によっては一年以上かかります。
ポケストップ申請の流れとしては以上となります。
ポケストップ申請の勉強におすすめの動画「実家アカデミー」
「けっきょくなんだか難しそう・・」
なんて声も聞こえてきそうです。
こうやってズラズラ文字で書かれてもわかりませんしねぇ。
わたしもイングレス初心者で、ポータル申請初心者です。
なのでYou Tubeを観て勉強中ですが、こちらの動画「実家アカデミー」はおすすめですよ。
配信者のればさんはポケモンGOトレーナーであり、イングレスのエージェントでもあります。そしてポータルの審査員でもあるんです。
イングレスやポータル申請がちょっと難しいかな?と思ったら、まずはればさんの動画をいくつか覗いてみてください。
イングレスとポケモンGOの関係性や、マップが出来る仕組みをわかりやすく解説してくれています。
初心者向け、というテーマにもかなりこだわって作ってらっしゃるのでぜひ。
①イングレスとポケモンGOの関係のお勉強はこちら
②ポケストップ申請の予習はこちら
いよいよポケストップ申請が身近な存在になってきました。
早くても年末ですから、今のうちにイングレスやポケストップ申請のことを予習しておきましょう!
私はイングレスをレベル10にして、申請だけでも早くやってみたいですね。
それでは。
ちぇっ。。 pic.twitter.com/jSv9jv5htc
— りく#ポケモンGOで街を綺麗に (@YoBo_GO) October 12, 2019