こんにちは。りくです。
次々とアップデートが来て喜ばしい限りですが「ぬか喜び」だろうと思っているのがポケストップ申請機能。
これ情報だけ見てると「すごい!自分の家の前にポケストップ作ろう!」「ポケストップの少ない地方の救済だ!」みたいに思ってしまいますが、違います。
そんな簡単に喜んでしまってはいけません。
条件は厳しいし、手続きは面倒です。
そもそもあなた、「誰かがやってくれるだろう」と思ってません?w
それは相手も同じこと考えてますよ?^^
そんなこんなで、楽しみだけど現実はキビしいポケストップ申請機能の現実を見てみることにしましょう。
2019年10月追記:ポケストップ申請に新しい動きがありました。
*9月のイベントまとめはこちら
- 格差是正のチャンスがあっても動かないのが地方勢
- ポケストップが少ない=申請スキルのあるIngressユーザーが少ない
- 地方に条件を満たすスポットが少ない
- 自然の景色は対象外。そこにある人工物(掲示板や標識)を申請せよ
- 地方の人口ピラミッドは?申請出来る世代がどれほどいるのか
- 都心部の場合はS2セルという用語を知る必要あり
- 地方・都心に関係のない問題もある
- 補足:Ingressで申請すればポケストップが増える
格差是正のチャンスがあっても動かないのが地方勢
システムの話の前にまず人間側の話から。
乱暴な言い方になってしまいますが、地域格差を改善するサービスやツールがあっても結局動いていないのが地方のトレーナーの現実です。
マジカルGOなどのサーチツールが無くなって困り、みんポケやポケマピの登場にあれほど喜んだ地方トレーナーの活動状況はほんと残念なぐらい少ないです。
私はみんポケやポケマピの登録量は都心部に負けないかそれ以上のものになると期待していました。
けれど結果は過疎ってます。
登録する人数が少ないのはわかってます。でも頑張ると思ってました。
スタート時は「こんなの待ってた」「みんなで登録しよう!」って盛り上がってたのに、思ったほど登録がなく、頑張ってくれていた人もいつかは息切れ。
登録出来るポイント自体が少ないのでそもそも過疎って見えやすいとは思いますが、それでもやっぱり少ないと感じるでしょ?(感じていないエリアはスルーしてください。そのまま頑張って!)
今回のポケストップ申請も同じことになりますよ。
みんポケやポケマピみたいに簡単に登録できるものですらあの状況なのに、この複雑な申請の仕組みをひとりやふたりで頑張りきれるものではありません。
申請状況やその盛り上がりもわかりませんしね。つらいと思いますよ。「自分しか申請していないのでは?」と不安になりながらポケストップが増えない日々。
申請や承認にはコツみたいなものもあるため、色んな人が申請するほうが可能性も高くなります。
下手な人がいくらやってもだめですからね。
あなたの周りにはどれぐらい申請しそうな人がいそうですか?
ポケストップが少ない=申請スキルのあるIngressユーザーが少ない
ポケストップはIngressというナイアンティックの位置ゲーのポータルというポイントを流用しています。
そしてIngressではポータルをユーザーが申請し、それを審査する権利を持ったユーザーが承認します。
つまりIngressが盛んなエリアではすでにこのポケストップ申請は行われており、そうでないエリアはユーザーが少ないために申請されていないためポケストップが少ない状況になっています。
それを突然ポケモンGOでも申請できるようになったからといって急に申請者が増えるはずがありません。
やはり都心部の「IngressもやってるしポケモンGOもやっている」というユーザーが多いエリアが圧倒的に有利ということになります。
実際には都心部の申請は飽和状態に近づいているためにそれほど増えるとは思っていませんが、だからといって地方が増える理由にはならないでしょう。
地方に条件を満たすスポットが少ない
どんなポケストップを申請しても良いというわけではありません。
ナイアンティックの位置ゲーにはそこへ訪れる楽しみ(あるいはギフトの交換)を求めていますので、あまり意味のないスポットを申請することは出来ません。
support.pokemongo.nianticlabs.com
公式で発表されている条件を見てみると
- 興味深いエピソードがある場所や、歴史的または教育的に価値のある場所
- 興味深い芸術作品や、一風変わったユニークな建造物
- 隠れた名所や地域で人気の場所
- その他(公園・公立図書館・一般に解放されている宗教施設・駅)
これらが申請対象となる場所です。
都心部なら100m以内にいくらでも見つけることが出来るものですが、地方になるとそうでもありません。
1〜4の限られた場所はすでにポケストップやジムになっていますが、その間を埋めるスポットが見つかりません。
私が個人的に救いがあるなと感じているのはお地蔵さんですね。けっこうポケストップになっていると思いますので漏れているなら申請してみるといいかもしれません。
今までスルーしていたお地蔵さんが輝いて見えてきませんか?(笑)
自然の景色は対象外。そこにある人工物(掲示板や標識)を申請せよ
地方で苦しいのは自然の景色が駄目だということ。湖、山、川、火山、滝などは却下です。
ただそこにある標識などの人工物が上記の条件を満たせば承認される可能性がありますので血眼になって探しましょう。
地方の人口ピラミッドは?申請出来る世代がどれほどいるのか
一番気になっているのがここ。
スポットが少ないのはさておき、幅広い世代に愛されているポケモンGOの中にこの申請をやってのける世代のユーザーがどれだけいるのかということです。
ポケモンGOはIngressに比べてほんとうにユーザーも多く賑わっていますが、都心部でさえシニアが目立ち、スマホはポケモンGOしか使えないユーザーも多いです。
Ingressなんて英語しか使えないゲームはもってのほかですし、申請なんて若者にお任せです。
その頼りにしている若者がどれだけ地方にいますか?その中でめんどくさがらずに申請する人がどれだけいます?学校の同じクラス、会社の部署内を見渡して何人がやりそうです?
そうです。あなたがやるしかないんですよ。
申請方法はこちら↓(9月13日現在 日本は未導入)
support.pokemongo.nianticlabs.com
都心部の場合はS2セルという用語を知る必要あり
地方は申請スポットが少ないというデメリットがありますが、都心部は都心部のデメリットがあります。
たいていの申請候補はすでに申請されているということがひとつですが、それ以外にポケストップは密集を避けるという条件が大きなデメリットとなります。
S2セルという地図のエリア分けする囲いがあるのですが、その一つのエリアに2つのポケストップは存在しないようになっています。
S2セルが自分の近所でどうなっているのかですが、みんポケの設定でご説明します。
まずみんポケのサイトを開きます
そして左下の自分のレベルが書いてあるところにモンスターボールまたはタマゴのアイコンがありますのでそこを押すと次のような設定画面が開きます。
開くと「貢献ノート」がデフォルトになっていますが、歯車のタブを開くことでS2セルを表示出来るようになります。
ここでレベルを17にしてください。
そして地図を開いてみると線がたくさん入り、ひし形のブロックが並ぶようになります。これがS2セルです。(かなり拡大する必要があります)
このひし形(S2セル)の中には基本的にひとつのポケストップが配置されます。
申請しようとするセルにすでにポケストップがある場合、却下される可能性が高くなるということです。
ただし、ポケストップになりはしなかったものの、ポケモンの湧く「ポケソース」として追加される場合もあるようです。
このあたりは公式でオープンにされているものではなく、法則性の話なので必ずしもそうとは限りませんが、知っておいて損はない知識だと思います。
地方・都心に関係のない問題もある
最後にエリア事情以外の問題も書いて終わりにしたいと思います。
まず、Ingressでさえ承認が追いついていません。
ここまで読んでわかるように、審査は非常に大変で時間がかかります。
それも審査権限を持ったユーザーのボランティアです。
これがポケモンGOでも解禁になったとき、スタート時は引き続きIngressの審査担当ユーザーが作業をすると思われます。
あなたがポケモンGOでレベル40だとしても、この審査をするスキルはありませんよね?いきなりポケモンGOユーザー同士で申請と承認をするとは思えません。
ひょっとしたら審査ユーザーを育ててから申請がスタートするとも考えられます。
このあたりは先行するブラジル、韓国を見ておけばある程度準備できるので追いかけておこうとは思いますが、いずれにせよすぐに目の前にポケストップが出来るわけではないということはわかっていただけたかと思います。
補足:Ingressで申請すればポケストップが増える
ちなみにですが、ポケストップはIngressのポータルと場所を共有しています。
つまりIngressで申請すれば結果的にポケストップが設置されることになります。
Ingressは申請する権利を得るまでのハードルがかなり高いのですが待てない場合はこちらでトライしてみるのもいかがでしょうか。
ということで。
ポケストップ申請機能、しばらく忘れましょうw
それではまた。
*9月のイベントまとめはこちら
スポンサーリンク
PICK UP!!
キングスレイド