要望GO

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元SEがポケモンGO運営に思うこと

無課金複垢がここまで横行した今、アカウントBANは得策ではない(2019年1月)【ポケモンGO】

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久しぶりに複垢をテーマに書いてみたいと思います。

書くことにしたきっかけは、無課金複垢がかなり目立つようになってきたからです。

複垢って昔はもうちょっとガチの課金勢が多かった気がするのですが、最近は軽いノリで増やしていくひとがたくさんいます。

複垢(=複数アカウントの利用)はそもそも規約違反なのでアウトなのはアウトなのですが、最近の複垢プレイヤーを見ていると悪意がないというか、ポケモンGOを2倍楽しむ手段としてやっている雰囲気を感じます。

見ていて結構微笑ましいんですよね。

もちろん複垢はジム戦に強いチート行為ですので、2台で攻撃したり蹴り出しをしたりして、ルールを守っているプレイヤーが本来もらえるはずのポケコインを奪っているトレーナーが多いのも事実です。

他にもたくさんの理由で複数アカウントの利用は多くのトレーナーにとって害になります。

ただ私個人はプレイヤーとしてそれほど害がなく、複垢ジムを避けたり、時にはとことん攻撃したりして楽しんでいます。

それよりも最近心配しているのは、無料でサービスを利用しているアカウントが増えすぎているのではないかということです。つまりは利益の低下です。

  1. 課金ユーザーが今後は無課金ユーザーを支え続けることが出来なくなるのではないか
  2. ポケモンGOのサービスレベルを維持することが難しいのではないか
  3. 対策としてアカウント停止(BAN)が正解なのか

こんな疑問がよぎってしまいます。

ソシャゲはわずかな課金者で無課金者を支えているフリーミアムビジネスモデル

ポケモンGOをソシャゲと定義してよいかどうかはわかりませんが、ほとんど無課金でプレイ出来るゲームですのでフリーミアムというビジネスモデルに該当します。

つまり

基本無料で遊べますよ!でももっと楽しみたいならお金が必要ですよ!

こういうやつですね。

このフリーミアムモデルは課金者が全ユーザーの5%もいれば高いほうだと言われています。

データによっては利益の50%を全ユーザーの0.19%で支えているというものもあります。

gigazine.net

 

ポケモンGOの重課金者はどこまで無課金者を支えられるか

例えばのお話をします。ナイアンティックのお金の部分は何も正確なソースはありませんからね。例えば、です。

ポケモンGOがサービスを継続する為に必要な売上は1ユーザーあたり1000円/月だとしましょう。

10人のユーザーがいれば、一ヶ月に1万円が必要です。
そして9割が無課金として、残りの一人が一ヶ月に1万円の課金をします。

これは実際に成り立つ場合が多く、これが100人になっても同じバランスが続きます。バランスが崩れてきたらイベントと言う名の「重課金者様もっとお金出してキャンペーン」が発動することになります。

複垢が増加しても重課金者は増えない

さて。問題は複垢の場合です。

10人で1万円/月が必要。それを一人が課金。残り9人が無課金。

で、

9人のうち、3人が複垢に。合計アカウント数は13。1ヶ月に必要な売上は1万3千円。

9人(12アカウント)は無課金勢ですから、一人の課金者が1万3千円を払わなければサービスは維持できません。

そして今、複垢は絶賛増殖中です。

この複垢増加の勢いに合わせて、課金勢が支払額を増やすことが出来るかどうかが問題なわけです。

このケースで課金者が1万円しか支払わない場合、この課金者はこう言います。

「なんでこんなに課金してるのに通信エラーばっかりなんだよ!」
「なんでこんなに課金してるのにタマゴからロクなの孵化しないんだよ!」
「なんでこんなに課金してるのに運営はまともな人間雇わないんだよ!」

ですよねー。そりゃ言いたくなるでしょう。

それはあなたが1万3千円の課金をしないから!w
ではなく、無課金アカウントが増えているからです。

コスト増に対して利益が追いつかないんですよ。

無課金勢がさらにもうひとつのアカウントを持つことが、私は恐怖でしかありません。

本来フリーミアムは無課金勢が居ても成り立つビジネスモデルです。重課金者がちゃんと支えるように作られています。

そして無課金勢にも役割がありますし課金者予備軍でもあるので大切なお客様です。

でも複垢のように同じ無課金の人間が2つ目のユーザーになってしまうと課金者に大きな負担が掛かってしまいます。

新規ユーザーが10人増えればその中にひとりぐらい課金ユーザーが居るかもしれませんが、10人の無課金ユーザーが複垢で20人になってもコストが増えるだけです。

重課金勢がお金を持っていたとしても、さらに2倍、3倍の課金が出来るゲームでもないですよね。

課金額の頭打ちは他のゲームより早いのではないでしょうか?

毎月100万円課金したとして、1ヶ月で使い切るのは困難です。やはり新規の重課金者を獲得したいところです。

BANには大きなコストが掛かり得策ではない

それではこのようなコストにしかならないアカウントを減らすほうが良いのでしょうか?

ナイアンティックは規約違反者に対してアカウントの停止(BAN)を行うと言っていますが、複垢BANについては現状として得策ではありません。

理由はもちろんその作業に掛かるコスト問題です。

複垢って、どれぐらいの割合でいるでしょうか?データは当然ありませんのでここでは10人に1人だとしましょう。

そうすると世界で1億人のプレイヤーが居たとして、BANすべきアカウントは100万アカウントもあります。

特定するだけでも時間が掛かりますし、BANの手続きにも時間が掛かります。BANされたトレーナーからの問い合わせ対応もあるでしょう。

そしてBANした次の日にはたくさんのアカウントが生まれてくることでしょう。

不毛すぎます。

この複垢BANに掛ける時間とコストは新しい機能、イベント、バグの修正、翻訳スタッフの育成などたくさんのことに使えます。

複垢は時間とコストさえかければほぼ特定できるでしょう。(同じ端末からアクセスしている、同じIPアドレスからアクセスしている、同時に違う座標でプレイしていない、通報、グーグルアカウント情報などなど)

それでもわずかな確率で間違いがあるかもしれませんし、そこを突き詰める時間とコストは無駄でしかありません。

複数アカウントは上手に生かすか、自然消滅させるかの方法を取るべきだと考えます。

月額課金制への道を選ぶことになるのか

すべてのアカウントに課金させるのは簡単です。月額課金制にすればいいだけです。

今の盛り上がりであれば、月に1000円ぐらいならほとんどの人が継続するのではないでしょうか?

複垢勢も、すべてのアカウントに課金してくれるわけですからサービスの低下を招きません。ひょっとしたら価値のないアカウントは使わなくなるでしょう。

ただ、この月額課金制はナイアンティックのポリシーに反するような気もします。

子供から年金生活者まで幅広く楽しんで欲しい、他のソシャゲとは違うものにしたいという思いを感じますから簡単に月額課金制にはしないと思います。

頼みの綱はスポンサーですが、スポンサーポケストップを回してもらうことでスポンサー料を支払う「スポンサードロケーション」モデルは複垢のせいで崩壊しつつあります。ポケストップが回る割には人間が来ていないからですね。

ポケモンGOの盛り上がりに反してスポンサーはほとんど増えていません。そもそもスポンサーになることがイメージダウンです。残念ながら。

スペシャルウィークエンドというスポンサーイベントはすごく楽しいですし、複垢もアカウント分リアル課金が必要なのでいい手段ですが、スポンサー側が体力掛かって大変そうでしたよね。もうしてくれないかもしれません。

ポケモンGOは微課金勢も多いゲーム

唯一の救いは、ポケモンGOは他のソシャゲと違って微課金勢が多いことです。

周りを見ていても、ツイッターでちょくちょく行われるアンケートなどを見ていても、全く課金をしたことがないトレーナーのほうが少ないのではないでしょうか?

無課金勢が9割以上が当たり前のビジネスモデルでポケモンGOは無課金者のほうが少ないというのはほんとうにびっくりです。

私もこの一年間を振り返ってみると、2,400円が一回、11,800円が一回ですので合計14,200円。月に1,000円は払っている計算ですね。

 

一度でも課金したことがある人が多いのは確かなのですが、それを人数ではなくアカウント数で見ると比率がぐっと下がりそうな気はしますが。

有償コイン制はポケモンGOらしくない

スポンサーは頼りにならない、月額課金制もやりたくないとなれば部分的なリアル課金を行う方法があります。

ソシャゲでありがちな、無料配布したコインと、買ってくれたコイン(有償コイン)の使いみちを分けるという方法ですよね。

例えばポケモンBOXは2000までがジムコインで、それ以上は課金制。

ハイパーボックスがジムコインでそれ以上の例えば「ウルトラボックス」が課金制。

・・・いやあ、なんだか課金勢と無課金勢でギスギスした空気が漂い始めましたよw

こんなポケモンGOは無理ですね〜。。

でもサービス劣化は止めないといけないし。アバターアイテムぐらいならいいかもしれませんね。

2019年5月23日追記

コインの量の表示が変更されています。これはどういうことなんでしょうか。

 

2019年3月追記:スポンサーイベントによるリアル課金復活

複垢対策でもっともよいのはスポンサーからの間接的なリアル課金です。

本人は課金している感覚もありませんし、複垢トレーナーはアカウント分の課金が必要になります。

そして何より今後のポケモンGOを支える大切なスポンサー様が喜ぶイベントです。

複垢を排除するのではなく、こうやって課金をしてもらうイベントを増やすことでナイアンティックの利益を増やしていくほうが賢いでしょう。

関連記事:

 

提案!1アカをとことん愛せ!強くてニューゲーム「リカージョン」

課金は安易すぎます。ポケモンGOらしくありません。

そこで提案。2周目、3週目を作り、そのボーナスを大きくしてあげるというのはどうでしょうか?

いわゆる「強くてニューゲーム」です。

もっているポケモンやメダルはそのまま。

レベルは1から再スタートだけど40以上を開放、アイテムBOXやポケモンBOXや上限解放、チーム変更可能、1日に獲得できるジムコインの上限解放などなど。

苦労してでもやってみたくなりません?

ジムコインの上限も下げていいかもしれません。上限25とか。

2つも3つもアカウントを持って、力を分散している場合じゃなくなります。

同じナイアンティックのingressというゲームにリカージョンという「強くてニューゲーム」システムがあるんです。ポケモンGOでも可能でしょ?

https://ingress.com/support

Recursion
Ingress Prime では、レベル 16 に達したエージェントがレベル 1、0 AP の状態へ再帰し Ingress でのプレイを最初から再び楽しむことができる Recurse オプションがあります。
Recurse をしたエージェントは、Simulacrum メダルを獲得することができます。功績を称え、エージェントプロフィール画面上、コードネームの横に表示されます。これは、他のエージェントがあなたのプロフィールを確認したときのみ表示されます。
Recurse をしてもで今まで獲得したメダル、ミッションメダル、インベントリ、ポータルキーが消えることはありません。これまで獲得したオニキスメダルや今までの功績は表示されますので、周りのエージェントからも特別な存在であると認識されることでしょう。

Recurse の際に、陣営を選択することはできますか ?
はい。Recursion 時に陣営選択があります。同じ陣営を選択することも可能です。

 

ポケモンGOも、アバターのところに「3週目のすげえ奴」みたいな勲章が表示されてたらいいと思いません?

1週目のアカウントを10個持っているより、1アカウントで3週しているほうが100倍価値があるシステムにしてしまえばいいんじゃないでしょうか。

「5週しているトレーナーは世界でまだ達成者がいません!」

とか言われたらワタクシ、おしりがムズムズしちゃいます。

 

まずはチートで周回出来ないように手を加えないといけないでしょうけど。

  • カーブボールを何回投げたか
  • 敵の攻撃を何回避けたか
  • トータルダメージ量が〇〇以上

とかね。

最後に

私の周りに複垢プレイヤーがたくさんいます。フレンドさんにもたくさんいます。

おかげでそれほど嫌いにならなくなったというか、ストレスを感じなくなりました。

慣れたということなんでしょうが一番の理由は複垢さんのサブに対する愛の無さ、でしょうか。見ていても羨ましくないんです。

メインアカぐらいに愛してくれれば嬉しいんですけどね。

「色違いゲットしたけどサブだった」
「サブを使ってキラポケモン作ろう」
「サブはロビーで待機」

完全に二人目の子供じゃないですよね^^;
アカウントがカワイソすぎる。。
そしてサブにゲットされたポケモンがカワイソすぎる。

そもそもサブと呼ぶの、やめてあげて。

 

私は2台も使ってどちらもガッツリプレイし、平等に愛することが出来るような器はありません。なのでシングル。

もちろん誰かに頼んで歩いてもらったり、レイドしてもらったりすることもありません。自分の子だから。いや、自分自身かな?

すんごく楽しいですけどね。1台持ち。書いてて変ですけど。

もしよかったら、その道具としてしか使ってないアカウント、さよならしてみません?

そのメインアカウントをどっぷり愛しちゃいません?

 

それでは。

 

関連記事:昔は絶対BANしろ派でした。

pokego-request.hatenablog.com