要望GO

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元SEがポケモンGO運営に思うこと

GOバトルダークライ事件振り返り:「バトル嫌いになった勢」は二度と帰ってこない【ポケモンGO】

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ダークライ事件、ひどかったですね。背景や事件をまとめますと

  1. 新型コロナウイルスの状況から日本、韓国、イタリアのイベント中止
  2. ダークライウイークエンドを日本ではGOバトルリーグ報酬として対応
  3. 報酬のダークライチャンスは無料で5戦4勝、有料パスで5戦2勝必要
  4. 報酬ポケモンでダークライ出現ランダム
  5. ダークライの色違い出現いつもどうり低確率
  6. 開始時3月6日8時から12時まで色違い報告なし
  7. 終了時3月9日21時に1時間早くダークライ終了(ボルトロスに変更)

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「GOバトルリーグ」シーズン1は日本時間2020年3月14日(土)早朝 から開始 - Pokémon GO

みんながコロナでイライラしているところにいつもどおりの不備。アナウンスなし。弁明なし。バグ多し。有料パス分の補償なし。

初めてGOバトルリーグやってみようと参加してみたトレーナーたちも勝てない、勝ててもダークライ出ない、ダークライ出てもイロチでない。つまんない。GOバトル卒業。

今回必死に勉強して挑んだ私の妻も3日で卒業です。笑い事ではありません。悲しくありません?

でもまあ、バトルは勝負の世界。やらない人はやるなで突っぱねるならそれでもよし。そしてコロナでバタバタしてたのは運営も同じ。通常時にまともな運営が出来ないのに緊急時に求めるのも確かに可愛そう。根底には全部コロナのせい、でいいんです。

以上を踏まえて今回話したいことは以下の3つ。

  1. マイナーコンテンツのGOバトルに体力使いすぎじゃない?
  2. バトル嫌いになった勢は二度と帰ってこない
  3. まさかGOバトルが起死回生コンテンツ?

マイナーコンテンツのGOバトルに体力使いすぎじゃない?

GOバトルリーグ、ナイアンティックにしては珍しくサービスを停止してメンテナンスしてますよね。バタバタ感が伝わってきます。テストしてからリリースしてないのかと思いますし、こんな結果ならテストの方法自体が間違ってますよね。

それはさておき、GOバトル勢ってどれぐらい存在するんでしょうか?本家なら半分以上はいるのかな?ポケモンGOのPvP勢は1割ぐらいのイメージ。GOバトルリーグでマッチングしやすくなってやり始めて昨日まで生き残っていたのが3割〜4割ぐらいでしょうかね。

ざっくりですが、半分いないんじゃないでしょうか。1割でも3割でもいいんですが、それなら運営も3割の体力でさくっとGOバトルを管理してほしいんですよ。

例えば相棒機能、隣で一緒に歩くのは嬉しい人とどうでもいいに分かれると思います。でもこの機能でトラブルはありませんので機能を使っていない人に迷惑を掛けていません(投資金額は無視します)。これからも大したアップデートもせず、しゅくしゅくと機能していくことでしょう。

対してGOバトル。相次ぐメンテナンスにバグ、アナウンスの不備とスケジュールどおりに動かない痛恨のミス。バトル勢にすら怒られてるようじゃだめでしょ。バトルをやってない人は「そんなことやる前にもっとたくさんあるでしょ」と言いたくなるのもわかります。

バトル嫌いになった勢は二度と帰ってこない

ポケモンGOにバトルコンテンツを持ってくるのは反対しません。でも位置ゲーに持ってくるならおまけ要素としてスマートに導入してほしかった。少なくともみんながバトルを嫌いになるきっかけになるほどの騒ぎになってしまったのは完全に失敗してます。

これGOバトルじゃなくてARフォトコンテストだったとしたら、「なんでダークライのためにARやらなあかんの?ARめんどくさい、嫌い」ってなりますよね。それでもダークライを報酬にするなら、参加者全員にしなきゃだめです。

幅広いコンテンツを楽しめるのがポケモンGOの良いところ。そしてユーザーの大半が外でポケモンを捕まえ、色違いを探し、レイドやジムを楽しむ層です。幅広いのですが、実は「負けないコンテンツ」としてひとくくりにすることもできます。

レイドはみんなで力を合わせて倒します。ジムにしてもみんなで戦えますし、失うものはせいぜいキズぐすりぐらい。防衛さえされなければ叩き続ければ落とせます。いずれにせよ誰かリアルな人間との勝ち負けやその勝率を競うものではありません。戦うにしてもみんな無双したいんですよ。おれつえーーって。

そんな「争わずに楽しみたい勢」をダークライで釣って新コンテンツに引き込んだ結果になったわけですが、初めて味わう負けの悔しさ、タイプ相性の複雑さ、そして何よりこんなゲームしたいわけじゃない感がGOバトルだけの批判からナイアンティックやポケモンGOに対する批判にまで広がってしまいました。

悲しい話しですし、緊急時で不器用な運営ではありますが、ちょっとでもやってみようと思ってくれた「バトルに興味あり勢」はもう二度と帰って来ないでしょう。さらに今回の件でポケモンGOから離れようとすらする空気まで漂っています。

まさかGOバトルが起死回生コンテンツ?

ナイアンティックの社内ではGOバトルの話題ばかり出てるんでしょうかね。これからのイチオシコンテンツなのでしょうか?

私が一番不安なのは今回の一件でGOバトル勢を獲得できなかったことではありません。バトルコンテンツ以外にこのレベルのワクワクすること用意してくれているのかということです。

現在のポケモンGOは長く続けて来た古参勢にとって、

  1. イロチ追いかけるの疲れた
  2. イベントのネタ切れ感
  3. 規約違反者蔓延
  4. 運営の対応にうんざり

などなど、ちょうど疲れが溜まってる頃ではあるんですよね。そこに運営がこれでどうだ!と投入してきたのがGOバトルリーグ。ちょっと待って、ここで盛り上がるならトレーナーバトル実装時点でもっと盛り上がってますって。

ポケモンブランドのゲームとして対戦はありかもしれませんが、それでもトレーナーバトル実装時に盛り上がったのはユーザーの1〜2割程度でした。

トレーナーバトル時の問題点、「どうやって勝てばいいかわからない」をゲーム内で解決しないまま投入してよかったのでしょうか。攻略サイトなしに成立してないでしょ?

それでも、スマートに導入してやりたい層が快適に楽しめるのならそれでOKです。問題は、位置ゲーとしてポケモンGOをやっている層に対して次に用意している大きなコンテンツはありますか?とことん歩かせてくれる、新しい土地との出会い、仲間との出会いを提供してくれるコンテンツを準備中ですか?ということなんです。

ネタ切れ感が否めません。。

不安でたまりませんよ。

ナイアンティックってポケモンGOをどんなゲームにしたいんでしたっけ?

 

 

それでは。