9月12日、ついにドラゴンクエストウォークがリリースされます。
このドラクエウォークはスクエアエニックスの位置情報ゲーム。
ドラゴンクエストという破壊力ばつぐんのブランドをひっさげて、ポケモンGOに殴り込みです!
βテストやこれまでの公式情報から、課金要素が強い、ただのガチャゲーだとかも言われています。
位置情報ゲームだからこそのコンテンツになっているか。そこがライバルであるポケモンGOへのプレッシャーになるでしょう。
リリース一日前に「安全にプレイするための動画」を公式が配信してきたことは、ナイアンティックとのスタンスの違いを感じます。
ポケモンGOはグローバルでかつポケモンという一大ブランド。ユーザーもかなり育っています。
対してドラクエは国産の強みを活かせるのか。後出しじゃんけんで勝てるのか、それとも二番煎じで終わるのか。
今からわくわくしますね。
宣戦布告?安全にプレイするための動画配信
スクエアエニックスが9月10日の夜、『ドラゴンクエストウォーク』を安全にプレイして頂くための映像というものを配信しました。
9月12日(木)配信開始予定の『ドラゴンクエストウォーク』を安全にプレイして頂くための映像を公開いたしました。 #DQウォーク https://t.co/Z8Z1JMNlJT
— ドラゴンクエストウォーク公式 (@DQWalk) September 10, 2019
内容は以下の5つを説明した、4分強の動画です。
- 歩きスマホの危険性
- 交通ルールの遵守
- スマホのながら運転の危険性
- 立ち入り禁止場所
- 周りの環境への配慮
当たり前のことを当たり前のように説明されているのですが、みんながびっくりしたのは見ていて楽しかったこと。
動画の隅々に小ネタが散りばめられており、最後まで観た人は多かったはずです。それほどのすばらしい動画でした。
詳しくはドラクエブログの方で記事にしています。
ネタバレ注意:『ドラゴンクエストウォーク』を安全にプレイして頂くための映像を公開!これはウケるw - 要望GO-ドラゴンクエストウォーク編
まずはNianticに対して、「ドラゴンクエストウォークをやっていない人たちには迷惑をかけないぞ」という意思表示を感じます。宣戦布告にさえ思えます。
ポケモンGOが位置情報ゲームというジャンルを広げたという功績がありますが、その為に位置情報ゲーム=ながらスマホ=迷惑なゲームというイメージを付けてしまうことになりました。
さらにレイドバトルでは人の密集、迷惑駐車。ジムバトルでは深夜のリアルバトルなどで警察沙汰にもなってしまっています。
ユーザーが多すぎるのでこういった人たちも当然居るでしょうが、システム的な対応が不十分ですし、運営とユーザーとのコミュニケーション不足が未だに足りていません。
ここをスクエアエニックスがどう対応してくるのか、非常に楽しみです。
国産としてのメリットを活かせるか
ドラゴンクエストウォークは国産ゲームです。日本人が快適にプレイ出来るように作られるのは当然でしょう。
そこにはひょっとすると、関係ない人に迷惑をかけないとか、チート行為を許さないなどの日本人的な考え方が入ってくるかもしれません。
ポケモンGOはアメリカ産です。そしてグローバルがゆえに情報がまとまらないし日本語訳になるのも遅くて間違うこともある。
そんなポケモンGOトレーナーたちの海外産ゆえのストレスはドラゴンクエストウォークにはないでしょう。
ただの課金ガチャゲーに終わるのか
ドラクエウオークの一番の懸念材料は課金要素です。
βテストでは武器ガチャ要素について賛否両論があり、一部のユーザーを失望させました。位置ゲーの意味が薄くなるからですね。
歩くことで有利にならなければならないはずの位置ゲーが、お金の暴力で無駄になるという状況になりえるのでは?という不安があるわけです。
さらにドラクエブランドの新ゲームですからみんながプレイしたいと思っています。
それが無課金では楽しめないのではがっかり、ということでしょう。
この部分ですが、私はある程度、課金要素が欲しいです。
理由はポケモンGOでの無課金ユーザーの複数アカウントプレイにうんざりしているから。
勝つために歩くのではなく、規約違反と知りつつ、もう一台アカウントを作る。
そんな考え方の「いい大人」たちと一緒にプレイしているわけです。
その中には人に教える立場の教師や塾講師、警察官も居ます。
子供に「宿題しないとロクな大人になれないぞ!」みたいなことを普段言ってる親たちもいます。
そういうユーザーはポケモンGOに預けておいて、ある程度の課金要素でその人達と一緒にプレイしなくて済むのであれば、会員費として払いたいぐらいです。
もしポケモンGOに有料Prime版があったら私は間違いなく飛びつきます。
とはいえ、課金要素はユーザーの選別のために行うものではありません。
ゲームをより楽しむためにあるものです。
それをうまく位置情報ゲームとして、歩く努力を台無しにしないものとして、バランス良く実装してくれればと願います。
ポケモンGOの好敵手になってくれ!
そういう意味ではポケモンGOはいくつかの問題があるにせよ、位置情報ゲームとして独特の存在価値を持っています。
- ポケモンを捕まえるために歩く
- イベントに参加するため、レアポケモンをゲットするために新しい土地へ行く
- AR写真を取るために撮影スポットへ訪れる
- 強敵を倒すためにフレンドを作る
- 海外のプレイヤーとのコミュニケーションを取る
- イベントによって地域の復興支援をする
などなど。
私もポケモンGOによって人間関係は広がりましたし、近隣の名所などにも詳しくなりました。
来月の台湾イベントも参加しますが、ポケモンGOをやっていなければ行かない国だったかもしれません。
そんなただのスマホゲームではない特別な存在となったポケモンGO。
この位置ゲーモンスターのポケモンGOを脅かすのは容易なことではないでしょう。
でも、頑張ってほしい。
やっぱりサービスは競争しないと良くはなりません。
今のポケモンGO一強では、私達へのサービスレベルが良くはならないでしょう。
本当に、トレーナーたちはこの3年よく我慢してきました。
実際のところ、ポケモンというキャラクターを別の物に変えたらプレイしなくなるユーザーが多いのではないでしょうか?
ゲームシステムと運営への愛は薄いと思っていますがどうでしょう。
運営「でも、なんだかんだ言ってもポケモンGOやるんでしょ?w」
こんなあぐらをかかせてはいけません。
そのためにも、スクエアエニックス頑張って。
ポケモンGOを脅かしつつ、位置情報ゲームのあるべき姿をナイアンティックと一緒に見つけて欲しいです。
大きな可能性を持っている位置情報ゲーム。
ポケモンGOの良きライバルになることを期待しています。
それでは。
*ドラゴンクエストウォークについては別ブログ&Twitterで書いていく予定です。