要望GO

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元SEがポケモンGO運営に思うこと

株式会社ポケモンがPokemon GOの通訳・翻訳スタッフ募集!ってもう2年になりますけど

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こんにちは。りくです。

いつもわけのわからない日本語でアナウンスをしているポケモンGOですが、通訳・翻訳スタッフを募集しているようです!

 

・・いや、リリース前に出来なかったの?と思いますが。

いつものことながら呆れますね。

 

日本語でのアナウンスはいつも機械翻訳のようなお粗末っぷりですし、ユーザーを怒らせてしまうような表現も多々ありました。

これからはまともな文章になると信じたいです。

通訳・翻訳スタッフの募集内容

求人はこちらにあります。(2018年7月1日時点)

通訳・翻訳(その他)、その他(ソーシャルゲーム) - 東京都 港区 六本木駅 - Indeed (インディード)

 

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いい人が採用されたらいいですね。

まあまあ条件は絞られてますし。ゲームのローカライズ経験1年以上ですから業界にも通じている人でなければならないわけです。

そんな人が年収400万円で応募するかが不安でなりませんが(笑)

 

まずはユーザーとの正常なコミュニケーションに期待

現在は「運営はロボットなのか?」と思うほど意思疎通が難しい状況です。

言ってることは理解しにくいし、意見・質問にはスルーだし。

 

まずはアナウンスの文章が正しい日本語、伝わる日本語になるのが最優先でしょう。

ツイッターに関しては文字数制限もありますから力量が問われますね。

 

翻訳って英語力より日本語力のほうが大事ですよね。

英語を理解するのは10人いれば10人が同じ内容を受け取るでしょうが、それを日本語にして伝えるのはセンスの違いがはっきり出ますから。

 

イベントのアナウンスでそこまで差は出ないとは思いますけどね。

少なくともユーザーを怒らせるようなことは二度となくなることを期待します。

ツイッターも返答とかしてくれたらいいのになあ。

 

「開発におけるコミュニケーション」の難易度は高い

業務内容には「開発におけるコミュニケーション」というものが含まれていますが、これ意外と難易度が高いんです。

私もシステムを海外のメンバーと作ったことがあって、とても苦労しました。

日本初のシステムをアメリカで先行している企業と提携して作っていたんですが、通訳さんには言語能力より求められるものがたくさんありましたよ。

 

作っていたのはざっくり言うと流通改善のシステムだったんですが、「流通」「物流」「ロジスティクス」の単語をプロジェクト内で使うときはかなり限定的です。

一般的な翻訳では通用しないシーンが出てきます。

企業がメーカーなのか、卸なのか、小売なのかによって物流の範囲が違うわけですよね。

メーカー物流なら材料を製造工場へ運ぶこと、製造した品を卸や小売店へ送ることまでが物流です。

そしてそれをトラックで運んでいるのか、自社物流なのか、委託なのか。

一日何便あるのか、繁忙期の体制はどうなっているのか。

全部込みで、単純に「流通」と表現してしまうのが現場スタッフです。

 

さらに通訳さんは現状の問題点を理解し、解決策としてどのようなシステムであるべきかを理解してくれていなければうまくプロジェクトが進みません。

システムの費用に関する会社の考え方や、提携している企業との力関係なども場合によっては理解したほうがいいシーンがあります。

 

通訳はポケモンGOトレーナーであることが条件でしょ

ポケモンGOの話に置き換えると、ただ単純に開発チームの会話を翻訳すればいいというわけではないということです。

ポケモンGOをどのようなゲームにしたいのか、現状の問題点は何なのか、平行して取り組んでいる他の開発はどのようなものがあるのか。

通訳さんが幅広く理解することでより良いコミュニケーションが生まれ、それがプロジェクトの成功に繋がります。

私の少ない経験ではありますが、通訳さん次第で出来上がるものが全く違ってくる可能性はあると感じました。

 

もしあなたも私も通訳が出来るスキルがあるとして、開発チームの通訳を任されたら違うものが出来上がる可能性ってあると思いません?

 

どんな人を採用するのかは知りませんが、少なくともポケモンGOをしっかりプレイしている人にお願いしたいですね。

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