久しぶりに運営を褒めたい!と思ったイベントが始まります。
その名もスペシャルウイークエンド。
その大きな特徴は「スポンサーのリアル店舗に行ってイベント参加券をもらう」というところです。
ず~~~っと待ってました。こんなイベント。
もちろん私が喜んでいる理由は楽しくプレイできるからではなく、運営のイベント方針に納得感があるからです。
それでは早速、このイベントを評価していきたいと思います。
(イベント内容が不明確な7月3日時点での解釈です)
スペシャルウイークエンドの概要
7月26日から29日まで、Pokémon GO 公式パートナーと『Pokémon GO』スペシャル・ウィークエンドを開催します! 詳しくは:https://t.co/3qugWCgoGh pic.twitter.com/j1i24R8yfS
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2018年7月3日
細かい話は攻略サイトさんにお任せして、概要だけ抑えておきましょう。
このイベントはスポンサー(=公式パートナー)の実店舗と連動しており、マクドナルドを例にしますと我々トレーナーがやることは
このようになります。
告知によるとチケットの交換は購入以外にアンケートに答えるといったこともあるようです。スポンサーによって違うのでしょうね。
それぞれのスポンサーによってチケット配布期間が違い、それを使う日はスペシャルウイークエンド四日間のうちいずれか一日になります。
公式のアナウンスによると上記の表のように、毎日違うアンノーンが登場するのでたくさんのスポンサーチケットが必要そうです。
アンノーンをどこで取るのかですが、おそらくイベントをスタートさせればどこにでも出現するのでしょう。
スポンサーのポケストップはイベント開始スイッチだけの役割であって、そこにアンノーンが出現するのではないと思います。
アンノーンはアツいですが、このイベントのすごいところはもちろんそこじゃありません。
後回しにしてきた問題が同時に解決する
これからのスタートなので手探り感は否めませんが、このイベントは以下の問題点を同時に解決する可能性があります。
- スポンサー料に見合うだけの売上効果が不明確
- 位置偽装によるトレーナーの不満、スポンサーの不満(過剰請求)
- 複垢によるトレーナーの不満、スポンサーの不満(過剰請求)
リアルな人間が、スポンサーの店舗内に入り、何かを購入し、1アカウント分のプレゼントをもらう。
たったこれだけのことで上記の大問題が解決するかもしれないんです。
私はポケコインでビッグマックか買えたらな〜なんて思ってましたけど、それではポケモンGOをやっていないマクドナルドユーザーに怒られてしまいそうですもんね。
仮想通貨にしちゃえ〜とかw
このイベントは良い落とし所だと思います。
では上記3つの問題について、もう少し掘り下げてみましょう。
スポンサー料に見合うだけの売上効果が不明確
ポケモンGOのビジネスモデルはスポンサーのポケストップやジムを回したアカウント数によって請求されるというものです。
でも実際、マクドナルドのジムを回したからって、ハンバーガー買ってませんよね。
ポケモンGOのユーザー数がどんどん増えて、ジムをガンガン回されて、請求額が膨らんでいく中で「ハンバーガーの売上に貢献してる?」ってスポンサーなら思うわけです。
でもこのイベントでは店舗内に入ってくれるユーザーがいます。
直接商品の売上にも繋がりますし、ジムを回した数に対する店舗利用の割合も測定出来ます。
個人的には測定したことによってスポンサー料を下げるとは思っていません。
運営からの「いつもたくさんもらってごめんなさいね」というサービスかな、と考えています。
まあただ、スポンサー店舗での作業は増えるんですけどね。それも含めて手探り中でしょう。
ビジネスモデルについてはこちらの記事に詳しく書いています。
位置偽装によるトレーナーの不満、スポンサーの不満(過剰請求)
位置偽装を嫌うトレーナーは多く、私もそのひとりです。実害はないんですけど^^;
トレーナー以上に嫌っているのはスポンサーです。
そりゃそうですよね。絶対に店舗に来ていないのにスポンサー料を請求されちゃうんですから。
なので私が位置偽装を嫌う理由はスポンサー離れによるポケモンGOの終了です。
今回のイベントではチケットを店舗に出向く必要がありますので、位置偽装トレーナーはこのチケット入手についてだけは生身の身体を使ってもらうしかありません。
普段の活動は位置偽装でも可能ですが、今後のやり方次第ではスポンサー店舗に行かなければイベントに参加出来ないゲームになることもあり得るでしょう。
位置偽装は別で対策してくれているのでいいのですが、実際に移動しないと楽しくないゲームにすることで自然に離れてもらうのも一つの方法かもしれませんね。
そういう意味ではフレンド機能も同じ匂いがします。
外に出て、トレーナーと会話して、友達になると楽しいゲームにしていきたいんでしょうね。
複垢によるトレーナーの不満、スポンサーの不満(過剰請求)
複垢は話し始めるとキリがありませんが、スポンサーにとっての不満は「一人しか来てないのになんで2人分の請求をされるんだ!」っていうところです。
でもこれ、個人的にはアカウント数分の商品購入をしてくれれば別にいいんじゃないかなって思ったりもしてます。スポンサーに対してだけの話ですけど。
いつもマクドナルドで500円のセットを食べている2アカの人は、2セット食べたらいいんですよ。利用すらしない1アカよりスポンサーは喜びます。
それが今回のイベントなら2セット食べなきゃいけないかもしれません。
それが嫌なら並び直し?
1回の注文で複数アカウント数分チケットが貰えたら楽ですけどね。
いずれにせよ、台数分チケットをもらう方法をめんどくさくすればするほど複垢を減らす効果があるでしょう。
二次元バーコードはアカウントごとに違うのか?
チケット配布のスタートがソフトバンクの7月5日ですのですぐに明らかになりますが、この2次元バーコードは使いまわしたり譲渡したり出来るんでしょうかね。
なんとなく今回はアバウトな感じでやるような気がします。友達のもらったバーコードを読んでも大丈夫みたいな。
誰かに読み込まれたバーコードは使えない、なんて仕組みを用意していたらちょっと見直してしまうかも(笑)
将来的にはアプリのカメラ機能でユニークな数字を読み取る、つまり商品の精算時に1回だけ使えるコードを読み込ませてもらうなんて流れになるのでしょう。
7月4日追記:
バーコードは1回につき1アカウントしか使えません。しっかりやってますね。
引用:ポケモンGO公式ページ
ユーザーに優しい新しい課金方法
「これって結局課金じゃね?」という意見もありそうです。
でも私は賛成です。
ポケコインを買うために財布からなけなしのお金を出すより、お昼ご飯に牛丼に支払うお金をマクドナルドにすることでポケモンGOが楽しくなるほうがありがたいですから。
どこかに使う予定だったお金をスポンサーに使うだけです。
複垢、位置偽装ユーザーの楽しみ方が減る効果もあります。
いっそのことジム防衛によるポケコイン額も減らしてしまって、「8時間防衛するぐらいならタリーズでコーヒー飲んだほうが早い」みたいになったらいいと思うぐらいです。
さらに贅沢を言えば、アイテムなどもスポンサーブースト掛けてほしいですね。
外でポケストップ回したらボールは3球だけど、店舗でチェックインしてからだと1時間は3倍とか。
しあわせタマゴも1時間になるとか。強化に必要な星の砂が少なくなるとか。
私ならスポンサーの店舗に通いづめますけどね。
店内だけのジムがあっても楽しいかもしれません。
私だって本当はスポンサーにも課金しないでプレイできたらありがたいとは思ってます。でも大人が一日50円で騒ぐのも・・・ね。
飲食店ならイメージできますが、ソフトバンクなどはどうするべきか・・・撤退でいいかな?なんかうまくいってなさそうだし(笑)
スペシャルウイークエンドでスポンサーが増える
スペシャルウイークエンドのようなスポンサー一体型イベントが整備されていけば、スポンサーも増えるのではないでしょうか。
私なら牛丼を食べる代わりにハンバーガーを食べるようになるのですから。
牛丼チェーンも参加してください!天下一品と丸亀製麺もお願いします!
スポンサー料は複垢や位置偽装による過剰請求がありませんので安心してスポンサーになれますよ☆
アンノーンにつられて食べに来るトレーナー。
お腹が減ったら、ではなくボールが減ったら食べにくるトレーナー。
おもしろそうです。
おもしろいだけではなく、ポケモンGOの資金繰りがよくなることはさらなるサービス、機能、イベントを強化できます。
結局は私達が楽しいってことです。
スポンサーに楽天とか来たらヤバイことになりそう。
最後に:ゲームバランスが一度は崩壊するかも
ポケモンGOの楽しみ方が変わっていきそうですね。
変わるというより、ポケモンGOがユーザーを選ぶというほうが正しいかもしれません。
いい例がフレンド機能ですよね。
現地で一緒にレイドやジムバトルをするリアルの仲間が多いほど楽しいゲームにしようとしています。ぼっち勢の意見なんておかまいなしです。
これはポリシーなのでどんどん進んでいくでしょう。
そしてもうひとつのポリシーは「スポンサーにとって投資する価値のあるゲームであること」です。
ポケモンGOは重課金ゲームではありません。スポンサーに喜んでもらってナンボのゲームです。
もちろん課金要素もバランスよく組み込まなければなりませんが、スポンサーが増えるのであれば完全無課金ゲームも可能です。
まあ実際は先程も述べたとおり、スポンサーを通して課金しているようなものなんですけどね。
ただイオンに普段からお金を使っている人って課金の感覚はないから得ですよね。
運営はまるでその人がポケモンGOのおかげでイオンに行ってるみたいに説明するんでしょうか。だとしたら頭いいな。
今後のポケモンGOは「フレンド機能を使えるユーザー」「スポンサーを利用するユーザー」にマッチしたゲームになっていくような気がしてなりません。
人によっては「ゆるゲー」という悪い評価になるかもしれません。
でも運営が求めるユーザー層は
「今日は〇〇ちゃん一家とイオンでお買い物ついでにレイドしましょ☆個体値とか属性とかわかんないけど大親友でみんな強いから勝てるわよ\(^o^)/」
こんな感じじゃありません?
少なくとも複垢or位置偽装ソロプレイヤーが楽しい未来は無い気がします。
ゆるゲーすぎて。
アップデートもイベントも、みんなでやると楽しいものばかりに。
もう既に大親友でボール4個プラスとか、ワイワイゆるゲー一直線じゃないですか。
フレンドが居れば楽しくゆるゆる勝てる。
そこにスポンサー店舗に通うことでさらにブーストがかかる。
こんな流れでしょう。
まあ、友達とワイワイゆるゲーになってしまってもいいと思いますけどね。
そうじゃないゲームなら他にもありますから。
今日も好き勝手書きました。
それではまた。